宇宙を旅する音楽家 高橋勇輝

ヨーロッパのプロオケチェロ奏者になった道6

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心のビックリ箱は突然に暴発する〜音楽のエネルギー

 

 

あっという間に訪れる自分の出番。

 

 

震える足で舞台へと歩きだします。
 
 
手汗を拭いながらお辞儀をし、
 
 
ゆっくりと椅子に座ると、
 
 
会場の全ての人の気配を感じます。
 
 
私の最初の一音が紡がれる瞬間。
 
 
それを固唾を飲んで待っています。
 
 
そんな永遠とも感じられる無音の時。
 
 
私は一度深呼吸し、弾き始めます。
 
 
 
 
 
その時空間に唯一あったのは、
 
 
大好きなあの曲でした。
 
 
その優しい響きに包まれた私は、
 
 
一瞬で観客の存在を忘れ果てます。
 
 
練習を重ねて体に叩き込んだ音の数々。
 
 
それら全てが次々と熱を帯びて押し寄せ、
 
 
私はただただ夢中になりました。
 
 
感動し過ぎて泣きたくなるくらい、
 
 
心は切なく燃えます。
 
 
あっという間に過ぎていく時。
 
 
どこまでも優しくて温かい、
 
 
音の刹那の連続。
 
 
その切なさと心を繋ぎ、
 
 
ひたすらに愛おしく鍵盤を撫でます。
 
 
 
 

静寂の中、私は拍手に包まれました。

 
 
 
無事に弾き終えた安堵感。
 
 
難しい曲を弾いた達成感。
 
 
観客に対する誇らしい気分。
 
 
様々な感情が押し寄せる中、
穏やかな温かさを味わいました。
 
 
この時初めて、音楽の喜びや素晴らしさを知ったのだと思います。
 
 
 

 

音楽は心から発し、

そして心を動かすものです。

 

 
私はその瞬間「音楽」の虜となりました。
 
音楽が大好きであると自覚しました。
 
 
 
 
後日、ある話を聞きました。
 
 
私の知らないあるピアノの先生が、私の演奏を聴いて「涙」を流したそうです。
 
 
「この子は本当に音楽が大好きなんだ。」
 
 
そうおっしゃっていたそうで、曲の終盤の優しいパートで感涙されたとのこと。
 
 
私の人生で最も嬉しい出来事の1つです。
 
 
中学生の私の演奏は未熟で、プロの演奏には足下にも及びません。
 
 
しかし音楽のエネルギー、私の心のエネルギーは他人にしっかり伝わっていたんです。
 
 
 
プロになってみると「仕事としてそつなく弾く」という視点も出てきますが、
 
私の音楽家としての個性は、やはり「人の心を動かす音楽」を自分自身も全力で楽しんで創造する。という所です。
 

 

 

人は人である以上誰もが「真剣」です。

集中すると、そこにあるのは真剣な世界。

ここに「楽しさ」を盛り込む。

 

これこそが私が1人の音楽家として、絶対に揺るがぬ自信を持っている部分です。

 

この自信を育てた最初の種が、

この発表会での嬉しい出来事でした。

 

ピアノに一定の自信を持ち、また音楽が大好きであると自覚した私は、ある葛藤を覚えます。

 

それは「好きを好きって正直に言えない」という変な恥ずかしさでした。

 

初めて好きな子ができた時に、なんだか気恥ずかしくて誰にも言えずにモジモジする。

 

誰もが覚えのある気持ちだと思いますが、

そんなピュアで甘酸っぱい心は、日に日に風船のように膨らんでいきます。

 

その風船が弾けたとき、飛び出したのは無鉄砲で無謀な勇気でした。

 

そうして突然言い出したのが「音高に行きたい」という希望です。

 

具体的なプランも、音楽の道に進むという信念も、何もありませんでした。

 

サプライズパーティーのアクシデントで、ターゲットに渡す前に仕掛けのビックリ箱が飛び出しちゃって、なんだか微妙な空気になっちゃった時みたいに、

 

あまりにも急に言い出したことなので、家族は本気だとは思わなかったそうです。

 

勇気をひねり出して打ち明けたことですが、やはり音楽が好きなんだ!とハッキリ伝え続けるには抵抗と恥ずかしさがありました。

 

本気さが足りなかったのは事実で、結果的にはやはり単なる戯れ言だったという事です。

 

結局は普通高校に進学することになりましたが、そこで人生一の出会いが待っていようとは。。。誰も予想だにしていませんでした。

 

 

次回に続きます!

読んで頂きありがとうございます!

 

サイキックでスピリチュアルで現実的なカウンセラー

自動書記によるヒーリングアート画家

元ヨーロッパのプロオーケストラチェロ奏者 高橋勇輝

 

ps.ある音楽のエネルギーを自動書記しました。

 
私が音楽を聴いたり弾いたりする時に、心の目で感じているエネルギーです。風景が出る時もありますが、ほとんどはこのような抽象的な色のグラデーションで見ています。中学生くらいの頃からずっとある感覚ですが、精神世界に関わるようになった今はよりハッキリと捉えられるようになりました。

この記事を書いた人

高橋勇輝

自動書記アーティスト、サイキックカウンセラー、プロのチェロ奏者として活動しております。超能力や精神世界との新しい向き合い方を探求し、それらを現実に活かせる芸術的エッセンスとして表現することで、今を生きる人々が互いに個性を楽しみ合えるような「彩」の世界を創りたいです。

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