宇宙を旅する音楽家 高橋勇輝

ヨーロッパのプロオケチェロ奏者になった道8

LINEで送る
Pocket

(ネ)クラオタはクラスで孤立する。

 

前回、人生一の小さな勇気を振り絞った私は、ついに生涯の友となるチェロと出会いました。

 

 

ピッチピチの高校1年4月。

 

新たな友達作り!

新たな恋の予感!

 

高校生となり、

ちょっと大人になった気分で歩く並木道。

そんな、誰もが心躍らせる出会いの春。

 

緊張の初のホームルーム。

 

ソワソワした雰囲気の中、

先生が来る前に、既にあちらこちらで自己紹介が始まっています。

 

なんとなくの小集団もちらほら。

 

ここで上手く自己紹介し、どこか適当なグループに溶け込んで安泰を得る。

 

 

 

 

そう、これは戦いです。

 

 

友達作りにおいては初日が全て。

 

 

それによって、その後の1年間が決まると言っても過言ではありません。

 

幼い頃から転校を繰り返して来た私です。

初日の重要性は誰よりも理解していました。

 

その経験は絶対的アドバンテージであります。

当然、私は最強の対策を立てていました。

 

 

深く「観察」することです。

 

 

 

 

まずは縁を紡ぐべき相手を見極めます。

 

不用意な相手と中途半端に仲良くするのが、最も危険な行為です。

 

一度道を選べば、後戻りは叶わない。

 

ここで最適解の相手を見つけ、いち早く友達になっておく。

 

さすれば1年間の安泰が確約され、

孤立を危惧する必要もなくなるわけです。

 

同じ中学からの生徒がクラスにいれば、そこでとりあえず固まる。という戦略が取れます。

 

しかし今回は不運ながら私一人でした。

 

であれば必然、少し早めに登校し、

いち早く人物観察をしなくてはいけません。

 

 

私は作戦通り、教室を徹底観察しました。

 

 

「あいつはチャラそう。触らぬ神に祟りなし。」

 

「あっちはオタクかな。ちょっと無理かなぁ。」

 

「あれは見下す系だな。絶対合わないわ。」

「こっちは真面目系、勉強中とか流石です。」

 

「あの坊主は野球部だべ。運動苦手だしなぁ。」

 

「やっぱイケメンは人気だな。(接近不可能)」

 

「あの子可愛いな。(声をかける勇気は無し)」

 

「あそこのパリピ集団はうん。無理かな。。」

 

「。。。。。。。。。。。。。。。。。」

 

「。。。。。。。。。。。。。。。。。」

 

「。。。。。。。。。。。。。。。。。」

 

 

 

 

完全に孤立しました

 

 

私「(やばっ、まだ一言も発してないんですが)」

 

扉が開く音「ガラガラガラー」

 

担任の先生が到着、問答無用でホームルームが始まります。

 

先生の話なんて耳に入って来ません。ただただ、自らの敗因を分析していました。

 

観察は誰よりもできていました。

 

しかしその先が無かったのです。

 

コミュ障過ぎて、話しかけるという選択肢が頭から完全に抜けていました。

 

観察に終始する、ただのアホ←

 

その後の休み時間も、結局私は誰とも喋ることができませんでした。

 

そして翌日からは早速、オーケストラ部の活動が始まります。

 

高校3年間の私のホームルームで過ごす時間は、たった一言に尽きました。

 

「めんどくさっ。。。」

 

最初に喋るタイミングを見失った私は、日に日に孤立を深めました。

 

周囲には、無表情で無口、ネクラで近寄りにくい人として映っていたことでしょう。

 

話しかけず、話しかけられることも殆どなく、

 

 

私は人への興味を完全に失いました。

 

 

完全にひねくれた私の心は、100%チェロに向くようになっていきます。

 

新入生のチェロパートは私以外、女子でした。

 

コミュ障を発揮した私はあまり喋らず、1人黙々とチェロを練習する日々。

 

毎日チェロの事しか考えてなかったので、それはそれは上達が早かったです。

 

先輩に褒められるのも嬉しかったです。

 

 

「すごいって言われたい。思われたい。」

 

 

そうした「エゴ」が心に現れてきた私は、

「孤高のチェリスト像」を自分に重ねます。

 

 

 

今思うとイタ過ぎて顔から火が出そうです笑

 

 

 

そんな風に曲がり始めた私ですが、やっぱり音楽だけは心の底から大好きでした。

 

ピアノだけではなく、古今東西あらゆるオーケストラ曲を聞き漁りました。

 

クラシック音楽の知識は増えに増え、あっという間にクラシックオタクに成り上がりました。

 

ネクラなクラオタ。ネクラオタの完成です。

 

クラスでは「静かだけどチェロやってる人」というように認知され、話しかけにくい人ナンバーワンの座を獲得しましたが、

 

一方チェロの方はどんどん上達し、オーケストラでの合奏も楽しくて仕方がありませんでした。

 

何より良かったのは、合奏中は喋る必要がない。ということです。むしろ喋っちゃいけないので、コミュ障で音楽好きな私にとっては最高の部活です。

 

こうして無事?に高校生活のスタートを切った私は、

 

「我の強さ」

「自分という存在への自信」

「自分らしいカッコ良さを追う」

「自分なりの個性とは?」

 

など「アイデンティティの確立」というテーマに向かって歩き出します。

 

 

音楽に全てを捧げる高校生活、開幕です。

次回に続きます!

 

サイキックでスピリチュアルで現実的なカウンセラー

自動書記ヒーリングアート画家

元ヨーロッパのプロオーケストラチェロ奏者

高橋勇輝

この記事を書いた人

高橋勇輝

自動書記アーティスト、サイキックカウンセラー、プロのチェロ奏者として活動しております。超能力や精神世界との新しい向き合い方を探求し、それらを現実に活かせる芸術的エッセンスとして表現することで、今を生きる人々が互いに個性を楽しみ合えるような「彩」の世界を創りたいです。

この著者の記事一覧

コメントは受け付けていません。

LINEで送る
Pocket

関連記事RELATED ARTICLE

あなたの守護霊やオーラの彩を拝見し自動書記で描きます。

商品一覧はこちら 商品一覧はこちら arrow_right
PAGE TOP