宇宙を旅する音楽家 高橋勇輝

ヨーロッパのプロオケチェロ奏者になった道33

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巨匠のチェロレッスンを生き残る

 

 

イスのセミナー2日目

いよいよ私のレッスンの出番です。

 

 

昨日の見学で他のセミナー受講生のレベルの高さ、そしてゲリンガス 先生の凄まじさに驚愕していた私は、朝から震えが止まりません。。。

 

「本当どうしてこんなところに来ちゃったんだろう自分のレベルじゃないよー。」

 

そんなことを心で呟きながら、私は早朝から少しでも上手に弾くために練習します。もちろん付け焼き刃ではどうにもならないんだけどね←😀

 

 

私が今回レッスンにもっていく曲は、ドヴォルザーク作曲のチェロ協奏曲です。

 

 

この曲はチェロ始めたての高校生の頃「いつか弾きたいなぁ」とずっと憧れていた曲です。

 

テクニック的にも音楽表現的にも、とってもとっても難易度が高い曲です。

 

チェロを弾く者であれば、誰もが1度は憧れる曲なのではないでしょうか。私は高校生の時にヤマハで楽譜を買ってきて、弾けないなりにも練習を始め、大学2年生の頃にチェロの師匠と共に本格的に練習を始め、以来大学3年生の終わりまでずっと練習してきました。

 

この曲でのオーケストラ共演も2回経験しました。1回は日本で。1回は海外で。ですのである程度この曲には自信もあったのです。

 

しかし昨日のレッスン見学でその自信は見事に崩れ去りました。

 

そんな状態で私のレッスンは始まりました。

 

私は早めにホールに到着しチェロのチューニングを済ませ、ゲリンガス先生の到着を待ちます。

 

どきどきどきどきどきどきどきどき

 

手汗が半端ありません。

何度拭っても無限に湧いてくる泉のよう。

 

今までのどんな大きなコンサートよりも間違いなく緊張しています。たかがレッスン。失敗の許されないコンサートではなく、学びの場なのに。。。

 

深呼吸をしようとしても、あまりに大きな心臓の音が気になり、逆に心が落ち着かなくなります。

 

心臓の中に住む小さな魔人が私の気も知らずに太鼓を打ち鳴らし続けているようでした。

 

 

 

 

こりゃまいったな〜。どうしたもんか。

 

 

そうこうしているうちに、巨匠ゲリンガス先生が現れました。

 

 

 

 

彼はドイツ語で「おはよう英語とドイツ語どっちがいい?」と私に問いかけました。

 

「英語でお願いします」

 

先生「何の曲弾くの?」

 

「ドヴォルザークのチェロ協奏曲です。」

 

先生「みんなドヴォルザーク弾くんだね😅」

 

会場には緩やかな笑い起きました。

 

私も軽くにこっとしておきます。

 

「じゃあどうぞ。」

 

私は固唾を飲み、少し深呼吸をしてから伴奏ピアニストに開始の合図を送ります。

 

 

 

 

「しーーどれしーーーしーーらふぁしーーーしーれふぁーみれーどーしーらーそーふぁー」

 

私は精一杯弾きました。

 

ゲリンガス先生は最初、生徒の演奏をキリのいいところまで長めに聴きます。それからゆっくりと細かいレッスンをしていく。というスタイルです。私の場合もそのパターンでした。

 

私はキリのいいところまで2分くらい弾きましたが、あまりに緊張していたので、全然上手に弾けませんでした笑。先生ごめんなさい🙏そんな気持ちでいっぱいになりました。

 

体が力んでしまって、音が硬くなってしまったのです。全体的に。

 

「あーやっちまったなぁ。音が力むなんてメチャ初心者みたいじゃんーーー」

 

時間を巻き戻したい気分です。

 

しかし私は時をかける少女ではありません。もちろん、スバルのように死に戻りできませんし、月島さんのように過去を改変できませんし、未来ガジェット研究所にも属していませんし、タイムマシンを貸してもらおうにもドラえもんの電話番号もLINEのIDも知りません。

 

私は公開処刑の気分で、うつむき黙って何を言われても受け止める覚悟を決めていました。

 

先生は黙って私に近づき「チェロ貸して」と言って私のチェロでお手本演奏しました。

 

 

 

 

同じ楽器とは思えないくらい、パワフルで美しくて豊かな音色でした。

 

私はそれを、動画でしか見たことのなかった巨匠の演奏を、1メートルの近さで体験しました。

 

瞬時にいろんなことがわかりました。

 

 

同時に「自分の楽器ってこんなに良い音出るんだなぁ」となんだか感慨深くなりました。

 

 

私は既に緊張を忘れていました。

 

 

ただただ、巨匠の演奏をコピーするように、私はもう一度出だしを演奏します。

 

 

 

 

すぐには同じ音を出せませんでしたが、何度かトライするうちに、今までとは全然違った豊かな音を出せてしまいました。

 

音楽家にとっての最大の転機「音が変わる」瞬間をこの10分で経験してしまったのです。

 

その瞬間、先生は私に、

 

 

「それだ!それでいいんだ!音程も悪くないし、既に世界のレベルだ!自信を持て!君はそれでいい。」

 

 

と伝えました。

 

 

 

 

そしてホールの見学者たちに向かって「ほら、そうだろう?」と呼びかけました。すると、みんなが大きな拍手を私に送ってくれました。

 

そうした始まったレッスンは本当に楽しい時間で、あっという間に過ぎてしまいました。

 

学ぶことの喜びを味わいました。

 

ルーン文字にこんなのがあります。

 

 

 
「ユル」〜死と再生
 

ルーンだけでなく、世界中の神話に「死と再生」というシンボルは登場します。私が思う解釈を1つ書くとこうなります。

 

今の自分と徹底的に向き合い、

 

それを一旦崩すのです。

 

それは生きながらにして迎える死です。

 

そして新たな自分に生まれ変わるのです。

 

 

みなさん、殺されたり死んだりする夢を見たことはありますか?それは不吉な予知夢などではなく、単に死と再生のシンボルです。そうした夢を見るという事は、何かしら大きな変化を迎える時期である、という事です。

 

 

また、私が守護霊を拝見する時に、ガイコツなどが見える事もあります。霊視だけができる能力者からしたら、それはオバケが取り憑いているように見えてしまってお祓い!みたいな事になるかもしれませんが、単に死と再生のシンボルをまとったメッセージである場合もあります。見た目の怖さにビビらずちゃんと読み解く事が大切です。

 

それにしても、今日の先生は機嫌が良かったようですね笑    本当に助かりました。この翌日の先生は朝から機嫌が悪かったので、レッスン受講生はみんなめちゃくちゃ怒られていました。それはそれは怖かったですよ。

 

とまぁこんな感じで、私は公開処刑レッスンを無事に生き残ったわけです☺️

 

次回は、世界のソリストたちと12チェロのアンサンブルに臨みます。さて、こっちはどうなることやら。

 

 

 

 

↓私がレッスンで弾いた曲です

 

https://youtu.be/yNF0I4GsyzA

 

3:25からチェロの出番です。10:20から最後までのチェロは凄まじい超絶技巧の連続で、すんごく難しいです。あとラストの13:40からの指揮者の顔が私はお気に入りです。まぁ気が向いたら聴いてみてください。チェロという楽器のイメージ崩れると思いますよ笑

 

 
次回に続きます!

読んで頂きありがとうございます

 

*本ブログに時々登場する下手なイラストは私の手書きです。自動書記ではなく自力で頑張って書いているので、ご了承ください。

 

サイキックでスピリチュアルで現実的なカウンセラー

自動書記ヒーリングアート画家

元ヨーロッパのプロオーケストラチェロ奏者

高橋勇輝

この記事を書いた人

高橋勇輝

自動書記アーティスト、サイキックカウンセラー、プロのチェロ奏者として活動しております。超能力や精神世界との新しい向き合い方を探求し、それらを現実に活かせる芸術的エッセンスとして表現することで、今を生きる人々が互いに個性を楽しみ合えるような「彩」の世界を創りたいです。

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