宇宙を旅する音楽家 高橋勇輝

ヨーロッパのプロオケチェロ奏者になった道34

LINEで送る
Pocket

世界レベルのチェロアンサンブル

 

 

前回、ゲリンガス先生の公開レッスンを何とか生き残りましたが、1週間のセミナーは濃密にもまだまだ続きます!

セミナー最終日に控えている、12人の受講生によるチェロアンサンブルコンサートに向け、いよいよ練習が始まりました。

 

 

とは言え、事前に楽譜を渡されていたわけではなく、何の曲を演奏するかももちろん知らず、スイス到着後に10数曲分の楽譜を渡されました。

 

 

「これ、最後の日のコンサートでやるから〜よろしくね〜(^_−)☆」

 

的なノリでドッサリ楽譜を渡されました。

 

セミナーの合間の時間にそれだけの曲数を、イチから練習しなくてはならないのです。

 

1つのコンサートに向けてたくさん練習を積み重ねる事が多い、そうした日本的な感覚からするとありえないことですよね😅

 

私は不安でいっぱいになりました。

(もう何回不安になってるんだよ←)

 

何せ、一緒に演奏する残り11人のセミナー受講生は、全員めっちゃチェロが上手。

 

 

間違いなく、私が1番へたくそ…笑

ダントツでへたくそ…笑

そしてあのムーディーで、機嫌が悪いと怖いゲリンガス先生が指導するのです。

私がみんなの足を引っ張り、アンサンブルに置いて迷惑をかけまくり、その申し訳なさにつぶれ、先生には怒られる。。。

 

そんな未来しか想像できません。

ですので私はとにかく空いた時間にアンサンブルの曲を必死に練習していました。それくらいしか打てる手がありませんからね。

そして12チェロアンサンブルの初リハーサルが始まりました。

リハーサル会場にはきれいに12の椅子と譜面台が並べられており、それと向かい合う形で指揮する先生のための椅子も置いてありました。

 

リハーサル開始10分前には、ボチボチと12人の生徒が集まり、会場の見学者もざわざわとした雰囲気です。すると先生が最後に登場しました。

 

 

 

 

「じゃあ、Moonlight Serenadeから」

先生はドイツ語で言い、さっそく指揮を振り始めると、まるで本番のような神聖な空気感をまとった演奏が始まりました。

 

 

 

 

「(全員初合わせなのに、初合わせとは思えないくらい、しっかり曲になっている…!!!)」

 

みんな一流のテクニックと音楽性を持っているから、ただなんとなく合っているのではなく、音楽的にも素晴らしい。

 

その完成度の高さに、私は驚くのを超えて、素晴らしい音楽の、素晴らしい幸福感に一瞬で包まれてしまいました。

 

みんなのレベルに食らいつかなくては…!

 

そんな必死なプレッシャーは消え失せ、とにかく楽しくて幸せな音楽のエネルギーに有無も言わさずに包まれてしまったのです。

 

「(これが、世界一流の若手たちによるアンサンブルなのか…!申し訳ないけど、今まで日本でやってきた音楽とは全然違う…!)」

 

 

この時の録音ではありませんが、この時に演奏したのと同じバージョンの楽譜による、12チェロアンサンブル用「Moonlight Serenade」です↓

 

https://youtu.be/8Y3ffvzW8uU

 

 

そして、普通に一曲通しちゃいました。

 

いやもう、これが本番でも良かったんじゃないかな…笑  ってくらい良い演奏でした。

 

ていうか自分、よくついていけたなぁ。

 

そんな感想を抱きつつも、また最初から本格的な練習が始まりました。

 

 

先生「ドイツ語がわからない人もいるので、英語でリハーサルするからねー。」

私「(いやほんと、みんなゴメンー😅)」

 

 

相変わらずゲリンガス先生はさらなる異次元のクオリティを求めてくるのですが、

 

それよりも何よりも、、、

 

「(ちょっと先生!いつの間にか自分で気付かずに普段のドイツ語に戻ってますよ!笑)」

 

ドイツ語のリハーサルが永遠と続くのでした😅

 

いや、私も師匠がドイツ人チェリストなのでドイツ語には多少なり慣れており、大学1-2年時の外国語はドイツ語を選択していました。

 

ですので、なんとかなるのはなったのですが、もちろん実践的にドイツ語でペラペラ何でも会話できます!っていう程の経験はなかったので、そこはむしろ音楽以上に必死に食らいつく事になりました…😅

 

そんな感じで、思っていたよりも怖くない、むしろ楽しいリハーサルだったのですが、

 

気付いたのは、

 

自分はアンサンブルが得意だ。

 

という事です。

 

世界の濃いメンツの中に入っても、不思議と問題なくみんなのレベルに合わせる事ができました。まるでカメレオンのように。

 

 

 

(カメレオン….カメレオン科(Chamaeleonidae)は、爬虫綱有鱗目に属する科。体色を変化させ、舌を伸ばして虫を捕るなど、特異な爬虫類としてよく知られる。Wikipedia)

 

小さい音で弾いて隠れるチキンになるわけでもなく、出る所は出る!っていうのもできました。曲中には私のソロも登場しましたが、アンサンブルの中でのソロは緊張せずに弾けました。

 

私よりもアンサンブルは苦手で、ゲリンガス先生に怒られている人もいましたが、私は一回も怒られなかったです! 笑 (←そこかよ)

 

 

まぁとにかく、

自分のカメレオン性に気付いたことは、私のその後の将来に大きく影響する事となりました。

 

 
次回に続きます!

読んで頂きありがとうございます

 

サイキックでスピリチュアルで現実的なカウンセラー

自動書記ヒーリングアート画家

元ヨーロッパのプロオーケストラチェロ奏者

高橋勇輝

この記事を書いた人

高橋勇輝

自動書記アーティスト、サイキックカウンセラー、プロのチェロ奏者として活動しております。超能力や精神世界との新しい向き合い方を探求し、それらを現実に活かせる芸術的エッセンスとして表現することで、今を生きる人々が互いに個性を楽しみ合えるような「彩」の世界を創りたいです。

この著者の記事一覧

コメントは受け付けていません。

LINEで送る
Pocket

関連記事RELATED ARTICLE

あなたの守護霊やオーラの彩を拝見し自動書記で描きます。

商品一覧はこちら 商品一覧はこちら arrow_right
PAGE TOP