易経「厚徳載物」受容の精神
易経「厚徳載物」受容の精神
中国古典(孔子の論語、易経、中庸など)から、現代日本における道徳のある生き方を研究しています。
今日は「心を磨くシリーズ」で、易経(えききょう)の教えを1つ紹介します!
タイトルは「厚徳載物」です。易(えき)に出てくる言葉で、母性の基本を教えています。
*易経とは、一説には5000年前に現れたとも言われる中国の古典です。優れた修身哲学の書であり、帝王学の書であり、占いの書でもあります。孔子の論語などに比べるとかなり難解で読みにくい本ですが、占いとして占いらしく活用する人は多くとも、生粋の哲学・学問として研究する人はまだまだ少ないです。人としていかにして立派に生きるか?心を磨く指南書として活用できます。
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易経「厚徳載物」受容の精神
こんにちは、いつもご覧頂いている皆様へ、心より感謝申し上げます😌
今日は「心を磨くシリーズ」で、易経(えききょう)の教えを1つ紹介します!
タイトルは「厚徳載物」です。易(えき)に出てくる言葉で、母性の基本を教えています。
「厚徳載物(こうとくさいぶつ)」
「厚い徳をもってして、万物あらゆるものを載せる」という意味ですが、大地をイメージするとわかりやすい概念です。
母なる地球という言葉がある通り、大地は全ての生き物の営みを受け入れ、育んでいます😌
ぶ厚い大地の上に、万物を載せているので、厚徳載物というわけです。
地球上では戦争のように酷いことも人間が起こしていますが、そんな未熟な人類の行末を見守っている、というようなイメージもできるかもしれません。
人間の道徳で言うと、厚徳載物は受容の精神です。受け入れて育む、ということで母性の性質とも言えます。
人生には受け入れるしか道がないこともあります。人は必ず老いていつか亡くなりますし、どんなに努力しても叶わない夢もあり得るし、どんなに期待しても他人は思い通りになりません。
これらのことは最後には受け入れるしかないのですが、嫌々受け入れるのでは不幸ですので、慈しみの心をもって温かく受け入れるように努めるということを、易では教えているわけです。
これが陰の徳です。
思い通りになかなか進まないこともありますが、それが人間の本分でもあるわけです。
ですが、努力して得られるものもたくさんあるのが人生ですし、そもそも幸せはどこにでも見つけられるものだと思います。
今日もありがとうございました。
僕が話した内容が、何かしらの形で、皆様のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
ご縁に心より感謝申し上げます✨
自己紹介
泉優です。2017年から2020頭まで、ブルガリアのスタラザゴラ国立歌劇場オーケストラでチェロを弾いていました。今は日本に帰国し、オンラインカウンセラーとして、絵描きとして、チェロ奏者として、面白く生きています。この宇宙でただ一人自分にしかできないことを探究し、縁ある人々を少し幸せにすることが生きがいです。
カウンセラー
アート画家
チェロ奏者
泉優(いずみゆう)
恩師へ、精神世界の大切な基盤を、丁寧に丁寧に学ばせて頂き、いま心より、感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
タカテル氏「カウンセラー養成コース」
https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12385401913.html
その他、秋山眞人氏の偉大な書籍群、安岡正篤氏「易と人生哲学(竹井出版)」や、Tバトラーボードン氏「世界のスピリチュアル50の名著」にて紹介されている書籍に始まり、今古東西の書籍から、スピリチュアルや哲学、心理学の知識を学び、学び続けております。精進いたします。
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