易経「天地は順をもって動く」時に従う
易経「天地は順をもって動く」時に従う
中国古典(孔子の論語、易経、中庸など)から、現代日本における道徳のある生き方を研究しています。
今日は「心を磨くシリーズ」で、易経(えききょう)の教えを1つ紹介します!
タイトルは「天地は順をもって動く」です。易(えき)に出てくる言葉で、時の流れについて教えています。
*易経とは、一説には5000年前に現れたとも言われる中国の古典です。優れた修身哲学の書であり、帝王学の書であり、占いの書でもあります。孔子の論語などに比べるとかなり難解で読みにくい本ですが、占いとして占いらしく活用する人は多くとも、生粋の哲学・学問として研究する人はまだまだ少ないです。人としていかにして立派に生きるか?心を磨く指南書として活用できます。
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以下、文字バージョンです。
お時間のない方は記事にてご覧ください😌
易経「天地は順をもって動く」時に従う
こんにちは、いつもご覧頂いている皆様へ、心より感謝申し上げます😌
今日は「心を磨くシリーズ」で、易経(えききょう)の教えを1つ紹介します!
タイトルは「天地は順をもって動く」です。易(えき)に出てくる言葉で、時の流れについて教えています。
「天地は順をもって動く」
要するに、物事には順序がある、という話です。
季節で言えば、春夏秋冬です。
夏はどうしても暑いし、冬はどうしても寒いのです。
農作物の収穫においても同じことが言えます。
種をまいて、丁寧に育て、そうする内に時期が訪れて収穫という順序があります。
ひとっ飛びということはないのです💦
人の人生にも波があり、調子の良い時も悪い時もあります。
ここに易の陰陽の考え方があるわけですね。
調子の良い時、つまり陽の時代には調子に乗らないことが大切です。
春夏秋冬は常に巡るので、良い状態は永遠には続かないものです。
むしろ調子に乗って態度が大きくなることで、周囲の人が離れていくということもあります。
しかしだからと言って消極的になり過ぎても仕方がないので、深追いしない程度に大いに実力を振るうのが陽の時代です。
また調子の悪い時、つまり陰の時代にはいたずらに泣き喚かないことです。
冬に収穫を望んでも無理なので、今は待つしかありません。耐え忍ぶしかないという時期も人生にはあります。
しかし安心していいのです。冬はいずれ終わります。その時に備えて、蓄えておくべきものを蓄えておくのが陰の時代の丁寧な過ごし方です。
このように陽の時代にも陰の時代にも、人間の分量をわきまえて、天の定めた時の流れに従うことが、限られた人生を有意義に過ごすコツであると、易経が教えてくれています。
時の流れに従えばこそ、時を味方にできるのだと思います☺️
今日もありがとうございました。
僕が話した内容が、何かしらの形で、皆様のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
ご縁に心より感謝申し上げます✨
自己紹介
泉優です。2017年から2020頭まで、ブルガリアのスタラザゴラ国立歌劇場オーケストラでチェロを弾いていました。今は日本に帰国し、オンラインカウンセラーとして、絵描きとして、チェロ奏者として、面白く生きています。この宇宙でただ一人自分にしかできないことを探究し、縁ある人々を少し幸せにすることが生きがいです。
カウンセラー
アート画家
チェロ奏者
泉優(いずみゆう)
恩師へ、精神世界の大切な基盤を、丁寧に丁寧に学ばせて頂き、いま心より、感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
タカテル氏「カウンセラー養成コース」
https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12385401913.html
その他、秋山眞人氏の偉大な書籍群、安岡正篤氏「易と人生哲学(竹井出版)」や、Tバトラーボードン氏「世界のスピリチュアル50の名著」にて紹介されている書籍に始まり、今古東西の書籍から、スピリチュアルや哲学、心理学の知識を学び、学び続けております。精進いたします。
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