論語「不賢を見ては内に自ら省みる」
論語「不賢を見ては内に自ら省みる」
中国古典(孔子の論語、易経、中庸など)から、現代日本における道徳のある生き方を研究しています。
今日は「心を磨くシリーズ」で、論語(孔子)の教えを1つ紹介します!
*論語とは、孔子の死後にその門人たちが、生前の孔子の言葉やエピソードをまとめた記録であり、格言集のようなものです。孔子は難しい哲学ではなく、当たり前の常識的な生き方について掘り下げた内容です。しかしながらその平凡とも言える孔子の言葉こそ、現代の日常を生きる人々にとって有益な人生の指南書、心を磨く指南書となるものです。
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以下、文字バージョンです。
お時間のない方は記事にてご覧ください😌
論語「不賢を見ては内に自ら省みる」
こんにちは、いつもご覧頂いている皆様へ、心より感謝申し上げます😌
今日は「心を磨くシリーズ」で、論語(孔子)の教えを1つ紹介します!
「賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる」
「賢人(優れた人)を見れば同じようになろうと思い、不賢(つまらない人)を見たときには自分の心に反省する」
自分よりも優秀な人、すごい人、上手な人を見たときに、人は嫉妬をしたり羨んだり、あるいは「自分はだめだ」と劣等感を感じて自信を失ったり、こういうことは現代の日本人においてもよくあることです。
しかしそれよりも、尊敬すべき人は素直に尊敬し、同じようになろうと努力をすれば、結果的に同じになれなくても少なくとも努力したことによる進歩成長はあるはずです。
では逆に、自分よりも何かにおいて劣った人がいたとしたら、やはり上から目線で見てしまうのが人の未熟さです。下の人に対して高圧的な態度になったり、あるいは能力が低い人に対して「ばかだ」「愚かだ」「無能だ」と言うのも思うのも、気持ち良いことではないと思います。(能力の優劣が事実であったとしても)
そこで孔子は、自分を反省すると言います。人の弱い所や苦手な所をつついて責め立てるよりも、何より自分自身を客観的に見つめてみると、他人の短所は自分も少しくらいは持っていることがわかります。あるいはその人と同じ境遇になれば自分も同じ状態になる可能性があるわけです。
ですので大切なのは、他人の短所から学び、何より自分が気を付けるということだと思います。
この孔子の言葉を徹底的に守ってみると、周囲の人間関係は全て自分の心を映し出す鏡であるような感覚になり、自分を正して心を磨くチャンスがそこら中に転がっていることがわかると思います。
持ちつ持たれつ、フォローし合いながら生きているのが人間ですが、そこに真心が失われないことを願っています。
今日もありがとうございました。
僕が話した内容が、何かしらの形で、皆様のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
ご縁に心より感謝申し上げます✨
自己紹介
泉優です。2017年から2020頭まで、ブルガリアのスタラザゴラ国立歌劇場オーケストラでチェロを弾いていました。今は日本に帰国し、オンラインカウンセラーとして、絵描きとして、チェロ奏者として、面白く生きています。この宇宙でただ一人自分にしかできないことを探究し、縁ある人々を少し幸せにすることが生きがいです。
カウンセラー
アート画家
チェロ奏者
泉優(いずみゆう)
恩師へ、精神世界の大切な基盤を、丁寧に丁寧に学ばせて頂き、いま心より、感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
タカテル氏「カウンセラー養成コース」
https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12385401913.html
その他、秋山眞人氏の偉大な書籍群、安岡正篤氏「易と人生哲学(竹井出版)」や、Tバトラーボードン氏「世界のスピリチュアル50の名著」にて紹介されている書籍に始まり、今古東西の書籍から、スピリチュアルや哲学、心理学の知識を学び、学び続けております。精進いたします。
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