論語「他人に理解されずとも、他人を理解しようとする」
論語「他人に理解されずとも、他人を理解しようとする」
中国古典(孔子の論語、易経、中庸など)から、現代日本における道徳のある生き方を研究しています。
今日は「心を磨くシリーズ」で、論語(孔子)の教えを1つ紹介します!
*論語とは、孔子の死後にその門人たちが、生前の孔子の言葉やエピソードをまとめた記録であり、格言集のようなものです。孔子は難しい哲学ではなく、当たり前の常識的な生き方について掘り下げた内容です。しかしながらその平凡とも言える孔子の言葉こそ、現代の日常を生きる人々にとって有益な人生の指南書、心を磨く指南書となるものです。
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以下、文字バージョンです。
お時間のない方は記事にてご覧ください😌
論語「他人に理解されずとも、他人を理解しようとする」
こんにちは、いつもご覧頂いている皆様へ、心より感謝申し上げます😌
今日は「心を磨くシリーズ」で、論語(孔子)の教えを1つ紹介します!
「人の己を知らざるを憂えず、人を知らざるを憂うるなり」
↓訳
「他人が自分のことを知ってくれなくても憂えないで、むしろ自分が他人のことを知らないことを憂うるのです」
当たり前のことですが、とても良いことを言っていますよね。
世の中の人間関係トラブルの多くは、「相手のことを知らない」ことによる「すれ違い」から起こってきます。
これは僕がカウンセラーをやっていて悟ったことの一つです。
それでは「相手のことを知る」というのは、具体的にどういうことか?
相手の価値観
相手の意見
相手の好き嫌い
相手の得意不得意
相手の損得勘定
相手の現実的な事情
相手の体調
など、目に見えない考えや事情が、無数にあります。
人の心は複雑なので、相手のことを完全に知るということは、不可能なことです。
むしろ、自分で自分のことを完全に把握するのも不可能ですよね。
そうなると僕達にできることは、「相手のことはわからないけど、わからないなりに、知ろうと努力する」ことくらいです。
完全に知ることができなくとも、人の気持ちに寄り添おうとする努力をしておけば、それだけで人間関係は少し改善するかもしれません。
最低限、「相手のことを一方的に誤解し続けてる」ということは避けられると思います。
人間関係のトラブルは、「自分が相手のことを知ろうとしていない」わりに、「相手が自分のことをわかってくれない」という状態になっていることも多いです。
お互いが少しでも理解し合えるようになるためには、
「相手の話をよく聞いて知ろうとする」
「自分の意見が誤解なく伝わるように、伝えるべきことは丁寧に、素直に、うまい言葉にして伝える」
この2つをやることに尽きると思います☺️
今日もありがとうございました。
僕が話した内容が、何かしらの形で、皆様のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
ご縁に心より感謝申し上げます✨
自己紹介
泉優です。2017年から2020頭まで、ブルガリアのスタラザゴラ国立歌劇場オーケストラでチェロを弾いていました。今は日本に帰国し、オンラインカウンセラーとして、絵描きとして、チェロ奏者として、面白く生きています。この宇宙でただ一人自分にしかできないことを探究し、縁ある人々を少し幸せにすることが生きがいです。
カウンセラー
アート画家
チェロ奏者
泉優(いずみゆう)
恩師へ、精神世界の大切な基盤を、丁寧に丁寧に学ばせて頂き、いま心より、感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
タカテル氏「カウンセラー養成コース」
https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12385401913.html
その他、秋山眞人氏の偉大な書籍群、安岡正篤氏「易と人生哲学(竹井出版)」や、Tバトラーボードン氏「世界のスピリチュアル50の名著」にて紹介されている書籍に始まり、今古東西の書籍から、スピリチュアルや哲学、心理学の知識を学び、学び続けております。精進いたします。
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