宇宙を旅する音楽家 泉優

易経は人生のアドバイス集であり、占いが本質ではない

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易経は人生のアドバイス集であり、占いが本質ではない

 
 

中国古典(孔子の論語、易経、中庸など)から、現代日本における道徳のある生き方を研究しています。

 

今日のタイトルは「易経は人生のアドバイス集であり、占いが本質ではない」です。

 

 

*易とは、一説には5000年前に現れたとも言われる中国の古典です。修身哲学の書であり、占いの書でもあります。孔子の論語よりも古く、難解な本ですが、占いとして使う人は多くとも、生粋の哲学として研究する人は少ないです。人としていかにして立派に生きるか?心を磨く道徳的な指南書として活用できます。

 

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以下、文字バージョンです。

お時間のない方は記事にてご覧ください😌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

易経は人生のアドバイス集であり、占いが本質ではない

 

こんにちは、いつもご覧頂いている皆様へ、心より感謝申し上げます😌

 

さて、易は占いのイメージが強く、その通り占いとして使うこともできますが、本来の価値はその道徳的な教えにあります。

 
易経は、「人として健全な在り方・生き方のアドバイス集」と言いかえても間違いではありません。
 
 
生き方などと言いますと、「よくある自己啓発でしょ?」と思う人も多いと思いますし、子供の頃から多くの自己啓発や哲学の本を読み漁ってきた僕自身も、以前はそう思っていましたが、
 
易をいざ学んでみると、実はとんでもなく深く真理をついた理論であることがわかります。
 
単なる良い言葉や人生アドバイスの羅列ではなく、理論的に体系化されたものであり、実はシンプルです。
 
易はシンプルと言えば、易は難解だよと言われるかもしれませんが、それら易が歴史の中で色々と加筆されたからであり、易の本質的価値はシンプルな所にあります。
 
 
易を学ぶと、これまでの自分の生き方が恥ずかしくなったり、より善く健全に生きる心構えや行動がわかったり、結果として、日々のあらゆるトラブルや悩みに悩まなくなっていきます。
 
僕はこれまで、縁ある方々に細々と易を教えてきましたが、ある程度勉強が進んだ方々は「考え方が良い意味で変わってきた」「前より悩まなくなった」「なんというか人生が楽になった」「自己啓発本の放浪が終わった」「易って深いね」などと、本気で言ってくれています。
 
 
易の学びにおいて究極の目指すべき所は、人生でどんなトラブルが起きたとしても、「こういう時は、易のあの教えを実践すればいいんだ!」という人生の攻略法が、自分で判断できることです。
 
とは言え、易の教えを全部覚えて、日常の中で実際に「今はこの教えだ!」と完璧に判断するのは、最初は難しいです。
 
多くの自己啓発や人生哲学がうまくいかないのも、結局ここですね。素晴らしい人生の教えをいくら本で読んでも、忙しい日常に適用するのが難しく、1ヶ月後には自己啓発本の内容なんてすっかり忘れている、、ということが多いかと思います。
 
 
ここで、易の優れた占いとしての面が活きてきます。
 
占いと言っても、一般的な占いとは全然異なるものです。「当たる当たらない」という曖昧で、人によっては怪しいと言われるような占いではありません。
 
易の優れた占い方法として、神社のおみくじを引くような方法があります。
 
易の数あるアドバイス集の中から、今の状況にピッタリのアドバイスをおみくじのように引き当てる方法です。
 
これは専門的には卜占といわれる方法で、タロット(正確にはタロー)、ルーン、オラクルカードなど、偶然に意味を見出す占い、神託と同じ仕組みではありますが、
 
ここでの易の場合は、状況を当てるのではなく、あくまで人としての在り方のアドバイスをもらいます。
 
もちろん易占いで状況を当てる方法も歴史の中でたくさん研究されていますが、結局そうなると当たる当たらないという話になったり、占い結果の解釈に無理が出てきたり、本来の易の教えからは離れていきます)
 
 
そもそも、「偶然に意味なんて見出せない」という方は易を占いとして使う必要はなく、あくまで人生のアドバイス集として易を読んでも良いですが、
 
やはり日常において迷った時に、おみくじのように易占いをしてみると、素晴らしい生き方のヒントをドンピシャで得られた、ということもあります。
 
また事あるごとに占っているうちに、易の道徳が日常の中で身についていく実感が得られます。
 
さらに占いを続けていくうちに「占わなくてもわかる」ということも増えていきます。
 
悟りってこういうことか、というような人間離れした概念も、良い意味で理解できるようになっていきます。
 
何より、人生で何が起きても迷わなくなるので、生きるということが楽になる、というのが易を学ぶ価値の一つだと思います。
 
このように、最初のうちは生き方のアドバイスを健全に占い、それを日常で実行しながら道徳を身につけて、最終的には占いとか関係なく人間性が磨かれていく、という使い方が易の本質的な活用になります。
 
 
今日の内容は以上なのですが、まだまだ具体的にはピンと来ないと思いますので、次回以降の動画で、具体的な占いの例を紹介しようと思います。
 
 
易に興味持たれた方は、何か易の本を買って読んでみるのも良いですが、1つ注意としては、本に書いてあることを全て鵜呑みにしないようにすると良いと思います。
 
易は論語などと違って研究がまだまだ進んでいません。著者によって全然違う解釈をしていたり、日本語訳が古めかし過ぎて読む気が失せたり、漢文の翻訳の意味すら間違えた古い説を採用している本もあります
 
また、占いに特化した本から入ったりすると「なにやら怪しいことを書き連ねた、よくわからない占い」といったイメージを持って易から離れていく人も多いです。
 
ですので、易関連の本は何冊か読んで比べてみると、良い学びになるかと思います。
 
 
また僕も易の先生を仕事としてやっていますので、良ければHPをご覧ください。必要十分の生活に役立つ易を教えています。
 
「縁のある方々と細々と、でも真剣に易を分かち合いたい」という気持ちで、また僕自身お金を稼ぐための本業は別にあるので、正直たくさんの生徒さんをいっぺんに抱える気持ちはないのですが、
 
「心を磨きたい、人生を生き抜きたい」といった方はぜひ、今年から新たにスタートする講座を受講してくださると嬉しいです
 
最近よくある「月◯万円が稼げるようになります!」みたいな感じでは全然ないですが、易自体を学びたい方には、本当に価値ある学びの機会になると思います。
 
今日も有難うございました。
よろしくお願い致します。

 

ご縁に心より感謝申し上げます

この記事を書いた人

泉 優

カウンセラー、画家、チェロ奏者として活動しています。

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